生理出血大量になったらすぐ病院へ!そこにはこんな原因が
2017/03/01
生理出血大量という事態になった時、どんなことが原因として考えられるのでしょうか?
婦人科系の病気の可能性もあるの?それとも、そのまま放置しておいてもそのうちおさまる?
生理出血大量が起こる原因について詳しく調べてみました。
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生理出血大量の目安となる出血量とは?
生理になったとき、いつもより出血量が増えていると感じることはありますか。
産婦人科では、150ml以上の出血量になると、多いと判断するそうです。しかし、自分で出血量を判断するのは難しいですね。
普段は初日や2日目の出血量の多いときでも、普通のサイズのナプキンで足りてしまう人なら、150mlを超えない出血量でも多いと感じるかもしれません。
普段から出血量の多い人は、少しでも出血量が増えると150mlを超えることもあります。
病院では、塊で出欠することがあるかどうか、また日中も夜用ナプキンを使わなけれれば、すぐに漏れてしまうかどうか、といった症状で判断しているようです。
出血量が多くても、その時々の体調によるもので次回には収まっていることもあります。
しかし、何らかの疾患を抱えている可能性もあるのです。
放置してしまうと、さらなる悪化を招いてしまう危険性もあります。
行き慣れていないと敷居が高く感じる婦人科ですが、少しでも気になることがあれば診察を受けることをおすすめします。
生理出血大量の原因は「婦人科疾患」?
生理出血が増えた原因が婦人科疾患であった、こんな実例があります。
ある女性は、ずっとサイクルも乱れず生理がきていたのですが、急に生理時の血液量が増えるようになりました。
でも、生理が終わるまでの期間は今までと変わらないため、それほど気には留めていませんでした。
しかし、生理の回数を重ねるごとに出血量が増えて、外出に支障がでることもありました。
生理中では無い時期には立ちくらみも感じるようになり、貧血かと思い内科で診察を受けたところ、婦人科を勧められたそうです。
婦人科で調べたところ、子宮内膜症と子宮筋腫が見つかりました。
生理は定期的にきていたので、まさか子宮に病気があるとは思わず、1年以上も大量出血や貧血症状に苦しんでいたようです。
このように、まさか自分が病気になるなんて、と思っていたケースが多くあります。
出血の量は、ホルモンバランスの乱れが原因になっていることもありますが、重篤な疾患による場合もあるのです。
血液量は、一つの指標です。気になるときには医療機関で相談するのが良いでしょう。
生理出血大量となる原因で一番多いのは●●●
出血が多くなる原因としては、女性ホルモンのバランスが乱れている場合があります。
排卵期になると、エストロゲンが分泌されて子宮内膜が厚くなるのですが、エストロゲンが増えすぎると、内膜が厚くなりすぎます。
生理時には子宮内膜は酵素により溶かされて、液状になって排出されるのですが、内膜が厚いと溶かしきれず、塊で排出される場合があります。血行不良の場合には、血液自体がどろっとしていて、塊で排出されることもあります。
このときには、量が多くなくても塊で多く出ているように見えるかもしれません。
ストレスや体の冷えなどにより血行が悪くなったときに起こります。
女性の体は少しバランスが崩れただけで生理にも影響を及ぼします。
塊が数回出る程度で、毎回続くものでなければ、それほど心配もいらないでしょう。
しかし、血の塊が大きい場合や塊の量が多いとき、また毎回何度も塊が出る場合には、子宮に何らかの疾患が見られる場合もあります。
症状の進行を防ぐためにも、できるだけ早い受診をするようにしましょう。
生理出血大量などの異常があったら、婦人科を受診しよう!
子宮内膜症・子宮筋腫などの病気は、治療が遅れた場合には子宮の摘出が必要になったり、妊娠しにくい体になってしまうことがあります。
若い女性でもかかる可能性のある疾患ですので、健康だけでなく将来の妊娠の為にも、早期発見が望ましいです。
また、生理の異常は卵巣の異常が原因であることもあります。無排卵周期症という病気があり、周期や出血量に乱れがあるときには、これが原因になっていることも疑われます。
異常を感じたときにすぐ婦人科を受診すれば、早期の治療を受けることもできますし、疾患がなくても生理が乱れている原因を探ることができます。
ホルモンバランスの乱れであれば、生活習慣を見直したり、サプリメントの摂取に取り組むことができます。
正常な生理を目指すことで、卵巣や子宮の機能を長く健康に保つことができるようになります。
ちょっと変な感じがするけど、気になるのは血液量だけだし、まさか病気になっている訳がないと思わず、一度調べてもらうことが大切です。
更年期に入ると生理出血大量が起こりやすい?
更年期には、ホルモンバランスが乱れやすく、生理時の出血量も多くなる場合があります。
貧血など普段の体調にも関わりますので、ホルモンバランスを日頃から整える生活をしましょう。
偏った食事をせず、ビタミンやミネラルをしっかりとる食生活にして、食べ過ぎは控えましょう。
ホルモンバランスを整えるには、特に亜鉛を摂取するのが良いのだそうです。
女性は亜鉛が不足すると、ホルモンバランスが乱れやすく、生理の異常につながる場合があります。
食生活以外にも、ストレスを溜めにくい生活を心がけましょう。
気分転換できる趣味はありますか。休みの日には趣味に取り組んだり、外を散歩してみると気分が晴れます。
運動不足も体の乱れにつながります。
年齢を重ねると、屋外を歩き回るような機会も減りがちですが、適度な運動を心がけましょう。
ヨガなど、体にそれほど負担にならずに取り組める運動もたくさんありますよ。
更年期は、予期しない体の変化に悩まされる時期ですが、年齢による変化を受け入れて、無理なく付き合っていくことが大切です。