熱と下痢の原因は何？放置はＮＧ！考えられる病気とは…

熱と下痢の症状がある場合、単なる風邪かな？と思うのはＮＧです。

もしかしたら、何か重大な病気が隠れている可能性もありますよ…。

原因を見つける為には、早めにお医者さんに診てもらうことをおすすめします。

熱と下痢の症状が出る病気について調べてみました。

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腹痛に加えて熱と下痢が伴う時は要注意！取り急ぎ原因を究明しましょう

腹痛時に下痢と発熱が伴うということがありますが、単なる風邪とも思えない場合は心配になりますよね…。

腹痛に加えて何らかの症状（下痢や便秘以外）が出ている場合は、実は入院や手術が必要になるやっかいな病気である可能性があります。放っておけば悪化してしまう危険性もあるんです。そんなことになる前に、症状がひどい場合には速やかに医療機関で受診してもらうことをおすすめします。

ここで忘れてはいけないことは、腹痛・下痢・発熱が同時に発症するという状況は断じて軽い病気ではないということ。ちょっと疲れているだけ、単なる風邪だから少し休んでいれば治るはず…と甘くみていると、大変なことになってしまうかもしれませんよ。

症状の程度にもよりますが、出来るのであればネットで対処法を調べるよりも、すぐにでもお医者さんに診てもらうことを優先した方が良いかもしれません…。

熱と下痢の原因は「感染性胃腸炎」かもしれません

熱と下痢が伴う場合にまず考えられる原因として、「感染性胃腸炎」があげられます。感染性胃腸炎はウィルス性によるものと、細菌性によるものに分けられます。

ウィルス性のものだと、「ノロウィルス」「ロタウィルス」など聞いたことがあると思います。これらは主に冬場におこりやすいものです。細菌性のものだと、「サルモネラ」「カンピロバクター」などによる食中毒があります。こちらは逆に夏場におこりやすいものです。

感染性胃腸炎の主な症状としては、腹痛・下痢・発熱・吐き気や嘔吐などがあります。激しい下痢によって水分が奪われていき、時には脱水症状を引き起こすこともあります。その為、水分補給をすることが欠かせなくなるのです。

また、年長児や大人の場合は細菌性腸炎の場合は多いのですが、乳幼児は圧倒的にウィルス性腸炎の方が多いのです。１歳以下の乳幼児は特に進行が早いため、乳児嘔吐下痢症と呼ばれていたりもします。

熱と下痢の原因は、こんな病気の可能性も・・・

感染性胃腸炎の他にも、熱と下痢が伴う場合は以下のような病気の可能性もあるため、注意が必要です。

「インフルエンザ」
こちらはみなさんもよく知っているかと思いますが、症状の特徴として高熱・全身倦怠感・頭痛・のどの痛みや咳・腹痛・下痢などがあげられます。風邪と症状が似ていますが、インフルエンザンの場合は「全身症状」が強く現れるのが特徴的です。

「大腸憩室病」
これは大腸内の圧力が高くなることで、大腸憩室という腸の粘膜の一部が腸の外に何ヶ所も出てしまう病気のことを言います。症状は過敏性腸症候群に似ていると言われており、激しい腹痛や下痢、血便、発熱が見られます。

「日本脳炎」
こちらは、高熱に加えて下痢や嘔吐、頭痛、痙攣なども現れることがあります。蚊を介して感染する病気で、以前は子供や高齢者に多く見られました。時間が経つごとにどんどん熱も上がっていき、時には意識障害に陥ることもある恐ろしい病気です。

「細菌性赤痢」
あまり国内で感染している例はありませんが、こちらは赤痢菌という菌による伝染病です。急な発熱や、下痢、嘔吐という症状があります。便意はするのにも関わらず、力んでも出ないという辛い症状も起こります。便に特有な臭いがするのも特徴的です。

熱と下痢の原因は、ストレスかもしれません

腸や血液検査で異常が無いにも関わらず、便秘や下痢の他、時には発熱の症状が続く場合は「過敏性腸症候群」という病気の可能性があります。前までは「過敏性大腸」と呼ばれていたのですが、小腸も含め腸全体に機能異常があることがわかったため、このように呼び名が変わりました。この病気は先進国に多く、日本人の場合は10～15％に認められています。消化器科を受診する人の3分の1を占めるほどなのです。20代～40代の人が発症する割合が高く、男性よりも女性の方がかかりやすい病気です。男性の場合は下痢型が多く、女性の場合は便秘型が多いという特徴がみられます。

過敏性腸症候群の真の原因はまだ明らかにはなっていません。ただ、ストレスも大きく関係していると言われています。その為ストレスを解消することで症状が改善される可能性は大いにあります。もし、少しでも症状を緩和させたいということであれば、薬を飲むのが効果的です。病院で診察してもらい、あなたにあった薬を処方してもらいましょう。

熱や下痢があるときの対処法をご紹介します

まず下痢の症状が出た時には、ゆっくりと何回かに分けて水分を摂るように心がけましょう。

下痢になると、一緒に水分も奪われていってしまう為、脱水症状になる危険性があります。そのため、下痢の際には水分補給をこまめに行うことが重要なのです。ただその際は、白湯や常温の飲み物を飲むようにしましょう。冷たいものを飲んでしまうと腸が刺激されて、更に下痢を悪化させてしまう可能性があるからです。そして、腸を休める為にも半日～1日ほど絶食することをおすすめします。食べ始める際は、お粥やスープなど消化の良い、腸に優しいものを選ぶようにしてあげてください。

また、高熱が出るというのは体の中で菌と闘っている証拠ですので、急激に熱を下げない方が良いでしょう。しかし、あまりにも高熱が出た場合は熱に弱い脳がダメージを受けてしまう危険性があります。その為、頭は冷やすようにしてください。寒くてブルブルと震える…という時は、無理に冷やさず温かくして休んでください。そのうち暑くなり、汗をかいて自分の力で熱を下げようとします。その際に体を冷やし始めましょう。