腎臓に負担をかけない食べ物で犬の腎臓を守ってあげよう!
2017/03/21
今はペットとして犬を飼っている人も多いでしょう。そして大切な家族の一員ですよね。
そんなワンちゃんですが、腎臓病になりやすいと言われています。もし腎臓病になったらどんな食べ物をあげればいいのでしょうか?
腎臓病になってしまった犬への食べ物について詳しく調べてみました。
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腎臓病の犬への食べ物で注意すべきことは?
腎臓病の犬、中でも腎不全のワンちゃんへの食事はどんなことに気をつけなければいけないのでしょうか?
タンパク質については、体重×2.2g位が最低ラインと言われています。上限は体重×3.5g位と言われています。そして一番注意しなくてはいけないことは「カロリー不足」。腎不全になると、気持ちが悪くなることがあり、体調悪化で食欲不振になることもあります。その上たんぱく質を多く含むものはカロリーが高いものも多いのですが、それを制限しなくてはいけないので「カロリー不足」になってしまうのです。そのカロリー不足とタンパク質不足によって、体に含まれる肉やチなどからタンパク質が奪われてしまうことになり痩せてしまい、そして腎臓に負担がかかることになってしまうのだとか。
ダイエットでは「低カロリー、高タンパク」がルールですが、その反対で「高カロリー、低タンパク」を目指さなくてはいけないのです。そして塩分やリン、カリウムもうまく排泄できなくなってしまうので、摂取制限しなくてはいけません(例外もあります)。
そしてタンパク質の種類にも気を付けましょう。いろいろな種類がありますが、必須アミノ酸をバランス良く含み、腎臓に負担の少ないタンパク質(アミノ酸スコアの高い食品)がおすすめです。これは量が少なくても体の栄養となり、腎臓で排泄するものが少ないので、負担になりにくいと言われています。
人間同様、ワンちゃんにも長生きしてしてもらうために、いろいろ配慮してあげましょう。
犬の腎臓に負担をかけない食べ物を作ってあげよう!
腎臓病の犬にはタンパク質量を制限しなくてはいけませんが、なぜタンパク質は腎臓に負担をかけてしまうのでしょうか?
タンパク質を食べると、老廃物として窒素が出ると言われています。この窒素の排出が腎臓に負担をかけてしまうので、タンパク質を制限することが腎臓への負担を減らすということになります。そして、タンパク質を制限することにより、リンの制限やミネラルの制限にもつながります。
また、塩分の摂取量も注意が必要です。人間でも塩分の取摂りすぎには注意と言われていますが、ワンちゃんならなおさらのこと。塩分を摂りすぎた場合、その調節をできるのはほぼ腎臓だけだと考えて下さい。塩分を摂りすぎることで腎臓に負担がかかるのはおわかりでしょう。そして塩分の摂りすぎによって高血圧になる可能性もあります。手作りのドッグフードを作ってあげる時には、塩分にも注意が必要です。
犬の腎臓病は食べ物に注意しても完治できないってホント?
犬の慢性的な腎臓病は、完治しないと言われています。ダメージを受けてしまった腎機能は回復しないためです。そのため、腎臓病になったワンちゃんとは上手に付き合っていくようにしましょう。
治療方法としては、食事療法、薬物治療による貧血改善、脂質代謝管理、糖代謝管理などがあり、これを総合的に行っていきます。その中で「食事療法」の果たす役割は一番大きいと言えるかもしれません。腎臓病にもステージがありますが、食事療法はステージ1から始めた方が経過は良好といえるようです。飼い主として普段からワンちゃんをよく観察して、早期発見早期治療を目指しましょう。腎臓病の食事療法といえばタンパク質の制限などありますが、その反対にカロリーを補ってあげる必要があります。
普通に販売されている総合栄養食だと腎機能を悪化させてしまうと言われています。腎臓病になってしまったら、専用のドッグフードにしてあげることが、腎臓病の治療方法の始まりともいえるでしょう。そして生活の質を下げることなく腎臓病の治療を進めていくために、ワンちゃんがおいしく、そし安全に食べられるフードを選んであげるのも飼い主の役割です。
これはNG!犬に与えてはいけない食べ物とは?
ワンちゃんにおいしいものを食べさせてあげたい・・・そう思って私たち人間が口にするものをあげることもあるかもしれませんが、NGな食べ物もあります。
まずは「チョコレート」。チョコレートには、カフェインとテオブロミンが含まれています。この二つの物質が ワンちゃんの中枢神経系を過剰に刺激することによって、健康上深刻な問題になってしまう場合もあります。そしてブドウやレーズン。「1粒くらいなら・・・」と思ってしまいますが、少量であってもワンちゃんの健康にダメージを与える可能性もあります。もし大量に与えてしまうと、急性腎不全になったり、最悪な場合命を落とすことも。
野菜の中では「玉ねぎ」と「アボカド」はNGです。
玉ねぎの中に「n-プロピルジスルフィド」という化合物が見つかっています。この化合物がワンちゃんの赤血球細胞への酸化的損傷を引き起こす場合があると言われています。大量にこの化合物を摂取しているとハインツ体質血や命に係わることもあるので、ワンちゃんには玉ねぎをあげないようにしましょう。
アボカドには、ワンちゃんに有毒だと言われている「ペルジン」が含まれています。大量に摂取してしまうと、嘔吐や下痢などの症状がでる場合もあります。注意しましょう。
犬の腎臓病予防に一番大切なのは「水分」です!
「腎臓」とは老廃物や異物を排除してくれる臓器です。腎臓病になりやすいワンちゃんに、食事の面で気を付けてあげるべきことはどんなことなのでしょうか?それは「水分」です。食事の内容というよりも「水分」が重要なのです。ワンちゃんの体の7割近くは水分でできているって知ってましたか?
最近のドッグフードはドライフードが主流になってきました。その影響で水分不足のワンちゃんが増加しているといいます。ドライフードに含まれている水分量はなんと10%以下!ほとんど水分が含まれていないといえます。そのため水分をしっかりとらないと、水分不足に陥ってしっまい、体の中の老廃物をおしっことして出すことができないことになります。そして体内に老廃物が溜まってしまい、腎臓に負担がかかります。
ワンちゃんの腎臓病予防に大切なのは「水分」です!ただし水道水はやめましょう。水道水には老廃物になってしまう物質がたくさん含まれています。ワンちゃんには軟水のミネラルウオーターをあげるようにしましょう。