サインバルタの副作用でめまいがするの?服用する際の注意点!
2017/03/06
抗うつ剤の一つ「サインバルタ」。うつ病の患者さんに処方される薬ですが、服用の際に気になるのが副作用ですよね。
サインバルタの副作用でめまいがすることはあるの?めまいが気になるサインバルタにはどんな効果があるの?
サインバルタの主な副作用であるめまいについて、また用法容量についてもご紹介します。
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サインバルタの副作用でめまいがすることはあるの?
市販薬、処方薬ともに、薬というものには少なからず副作用があります。
抗うつ剤としてしられるサインバルタの副作用には、どのようなものがあるのでしょうか。
- ふらつき、めまい
サインバルタにはα1受容体遮断作用があります。α1受容体の遮断は、急激な降圧作用をもたらす事があります。そのため、ふらつきやめまいを感じることがあるようです。 - 便秘、尿閉、口渇
サインバルタの副作用として、抗コリン作用というものがあります。抗コリン作用は、本来神経伝達物質として活躍するはずの「アセチルコリン」の働きをブロックしてしまいます。そのため、アセチルコリンの働きで作動する神経が関わる排便や唾液の分泌に影響を及ぼし、結果として便秘や尿閉、口渇(ドライマウス)を引き起こす場合があります。 - 性機能障害
サインバルタは脳内のセロトニンを増やす作用があります。これが抗うつ剤としての役割を果たしている一方で、セロトニンによって、快楽物質であるドーパミンの働きが抑制され、結果的に性機能障害を生じることがあります。 - 胃腸障害
セロトニンが増えることは抗うつ作用としては良いことですが、一方でこのセロトニンが末梢神経の5HT3受容体を刺激すると、刺激が嘔吐中枢に伝わり、嘔吐を引き起こす場合があります。 - 血圧上昇、動悸、頭痛、イライラ
サインバルタは、体内のノルアドレナリン濃度を高めます。ノルアドレナリンは血管の収縮、拡張に関与するため、頭痛や血圧上昇を起こすことがあります。また、興奮状態、緊張状態を強めることがあり、これによってイライラとした気分を生じさせます。
1~3の副作用は、サインバルタの副作用の中でも比較的出現頻度の低いもののようですが、4の胃腸障害と5のノルアドレナリンに関与する副作用の出現頻度は高めなようです。
めまいの副作用も気になるサインバルタ、その作用、効果は?
抗うつ剤であるサインバルタは、どのような作用によって効果をもたらすのでしょうか。
【サインバルタの作用】
うつ病を発症している状態というのは、つまり脳内の神経伝達物質のバランスに異常が出ている状態です。この異常をきたした神経伝達物質バランスを是正するためのお薬が、抗うつ薬です。脳内の神経伝達物質の中でも、『セロトニン』や『ノルアドレナリン』は人間の意欲や活力に関わる物質になります。神経伝達物質の減少によりうつ病が発症しているならば、これらの濃度を高めてやればうつ病は改善していくということになりますね。
神経伝達物質は、シナプスと呼ばれる神経の末端から放出されて神経への刺激を終えると、シナプスへの『再取り込み』という仕組みによって、何度もリサイクルされます。サインバルタは、この『再取り込み』を阻害することで、神経伝達物質が長く神経を刺激し続ける状態をつくりだします。再取り込みによって減少するはずの神経伝達物質を、減少させないようにする=濃度を高める、という効果によって、憂鬱な気分の改善を果たしているのです。
【サインバルタの効果】
サインバルタは、脳内のノルアドレナリンとセロトニンを増やすことにより、憂鬱な気分や不安、やる気の減退といったうつ症状を軽減してくれます。また、うつ病やうつ症状を抱える患者さんの中には、疼痛に悩まされる方が多くいらっしゃいます。これは、セロトニンとノルアドレナリンの適度なバランスにより保たれていた痛覚制御機能が弱まり、痛みに過敏に反応してしまうからだと考えられます。サインバルタはこの疼痛緩和にも有効であるとされています。
このように、うつ病の治療に効果のあるサインバルタですが、過去の服用や類似薬でアレルギーを発症した方、
他のお薬を服用されている方、妊娠授乳期にある方は、服用に際して必ず医師に相談するようにしましょう。
サインバルタの副作用でめまいがあるけど、他に注意すべきことは?
うつ病の薬であるサインバルタには、めまい等の副作用が知られていますが、服用に際して他に注意すべきことはあるのでしょうか。一般的に言われている副作用以外に、注意すべき点をまとめてみました。
- アルコールとの併用
これは、どのお薬にも言えることですが、アルコールを接種することで、本来お薬を適切に分解し、処理する機能を果たす肝臓が、アルコールの処理に手いっぱいになってしまいます。そのため、お薬が適切な機能を果たせない、もしくは過剰に効きすぎてしまうといった事態を招きます。 - 健康食品やハーブティの併用
ハーブというのは天然のお薬のようなものです。嗜好品と言うだけではなく、しっかりとした薬効が期待されるものなので、併用に際しては販売店への確認等をしっかりしてください。特に、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)は、これそのものが抗うつ作用をもっていることが知られているハーブです。様々な有効成分が含まれているため、作用機序はサインバルタよりも複雑ですが、特にセロトニンとノルアドレナリンの濃度を高めるという作用は、サインバルタと同一です。そのため、併用により追加的な効果(摂取のし過ぎ)という事態を招いてしまいます。 - 車の運転等危険作業は避ける
めまいやふらつきといった副作用が生じる場合がある為、車の運転や高所作業、機械操作等危険を伴う作業には注意が必要です。服用中は、なるべくならこのような作業を避けたほうが良いでしょう。 - 依存性
お薬を飲んで気分が楽になると、ついついお薬の効果に頼りがちになってしまいます。もちろん、症状がひどい時にはお薬に頼ることも重要ですが、サインバルタはうつ病を『治す』薬ではありません。あくまでも『症状を緩和』するお薬なのです。服用により症状が落ち着いてきたら、家族や医師、周囲の人に助けてもらいながら、うつ病を発症した根本的な原因(職場環境、人間関係)の改善、整理をしていければよいですね。
サインバルタに依存せずにうつ病を治すにはどうすればいいの?
サインバルタはうつ病に効果がある一方で、その効果に依存してしまうと、断薬時にはシャンシャンといったひどい耳鳴りや手の痺れに悩まされることになります。依存症状が出てしまった場合は、医師の指導の下で、断薬に伴う辛い症状と闘っていく必要があります。サインバルタに依存せず、うつ病を治すにはどうすればよいのでしょうか。サインバルタは、脳内のセロトニン量を増やすという作用があります。つまり、同じような作用を持つものを代替品として接種すればよいのです。
例えば、栄養機能食品であるセロトニン増強ドリンクは、医薬品ではないため副作用や依存性に悩まされることなく服用を続けることが可能です。その他には、抗うつ作用を持つことで知られるセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)のハーブティもお勧めです。副作用はサインバルタと同様起こる場合がありますが、服用をやめれば速やかに治まるもので、依存性もないとされています。
サインバルタの用法容量は?
サインバルタは、セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質がシナプスから放出された後に起こる、『再取り込み』という仕組みを阻害する作用があります。
この作用により、セロトニン・ノルアドレナリンによって刺激を受ける機会を増やし、脳内の神経伝達物質による刺激のバランスを整え、うつ症状の改善を果たします。また、このバランスの是正によって疼痛の改善も望めます。疼痛は、うつによって起こるもののほか、糖尿病性神経障害に伴うものにも有効です。
サインバルタは処方薬ですので、用法容量は医師の指示に従うことが重要です。成人は1日1回、朝食後に1カプセルの服用からスタートします。その後、1週間以上の休薬期間を経て、1日2カプセルに増量します。症状に応じて、最大3カプセルまで増やす場合もあります。
うっかり飲み忘れてしまった!
こんな場合は、気づいた段階で速やかに服用するようにしましょう。但し、次の服用の時間が近づいている場合にまとめて服用するといったことは、危険ですので絶対に避けてください。お薬の効果が強くなりすぎ、予期せぬ副作用を招く場合があります。服用に際して迷った場合や、誤って多く飲んでしまった場合には、自己判断せず必ずかかりつけ医や処方された薬局に電話し、対応について相談するようにしましょう。