白菜の一番良い保存方法は【畑】？その理由を説明します！

白菜は畑で保存するのが一番良いと言われているのをご存じですか？

収穫しても冷蔵庫に入りきらない時にはそのまま畑で保存した方がおいしく食べられるとか・・・。

そんな白菜のベストな保存方法について詳しく説明します！

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白菜は畑で育っている時と同じく、立てて保存するのがベストです！

白菜の甘さは、白菜の細胞に含まれるでんぷんが糖に変わることでアップします。周囲の気温が低くなることで、このでんぷんが糖に変わる働きが促進され、甘さが増すのです。

家庭では新聞紙などで包んで冷蔵庫で保存すると、保存中も更に甘くなっていきます。野菜は収穫後も呼吸をし、成長をしているという話は聞いたことがあるかと思いますが、白菜も同じです。畑で育っている時と同じように、立てて保存するのがおすすめです。寝かせておいた場合、立ち上がろうとするためにエネルギーが使われてしまいます。その結果、甘みが減少してしまうのです。白菜の一株の中でも、部位によって甘さが違います。

白菜が成長するための栄養素は、株の中心に送られます。そのため、中心が一番甘くなるのです。外側の葉を甘く食べるためには、栄養素が送られる中心から先に食べてしまうというのも一つの手です。中心部がなくなった白菜は、外側の葉に栄養素を留めておけるので、全体を甘く食べることが出来るのです。

白菜は収穫せずに畑で保存することもできます！

白菜の収穫時期は、中間地では１２月頃からです。白菜を上から押してみて、しっかり硬く締まっていることを確認します。この状態ならば完全に結球していると判断できます。押したときに柔らかく手が沈むような状態ではまだ結球していなので、収穫まではもうしばらく待つ必要があります。

白菜の保存は、収穫後は冷蔵庫などに入れますが、大きい白菜の場合、冷蔵庫にも入らず保存しておく場所に困る場合があります。その場合は、収穫せずにそのまま畑で保存することも可能です。完全に結球している白菜を外葉で包み、上部をひもで縛ってしまいます。この状態で、１月下旬ごろまでは畑で保存できます。もし、まだ結球していない成長途中の白菜を同じようにひもで縛ってしまうと、中が腐ってしまうことがあります。

収穫時期については地域差が大きく、判断が難しい部分もあるので、家庭菜園で初めてチャレンジするようなときには、同じ地域の経験者にアドバイスをもらうのが良いでしょう。

白菜を畑で保存する場合は防寒対策も忘れずに！

白菜を栽培するときは、まず種まきの時期に注意が必要です。白菜は15～20℃が生育適温と言われています。種まき時期が早すぎると、病気や害虫が発生する心配があります。また遅すぎると苗が小さいうちに低温に当たることになり、結球しなくなります。早過ぎても遅過ぎても上手くいきません。

白菜は種をまいてから約60日～100日で収穫時期となります。ミニ白菜と呼ばれる小型種は約40日で収穫することが出来ます。地域によって収穫時期が異なるので、収穫時期と生育期間から種まきのベストなタイミングを見極めることが大切です。初心者は早生種を選んだ方が成功するでしょう。畑ではなく、プランターで少ない株を育てる場合は、種よりも苗を買ってきて育てた方が育てやすく、種を余らせることもないので経済的です。白菜は根を浅く広く張る性質があります。水はけが良く肥えた土地を好む野菜です。特に幼苗期には肥料や水を切らすと葉が落ちてしまうことがあるので注意が必要です。

また水はけが悪いと軟腐病にかかることがあります。白菜を上手に育てるには土づくりが大切になります。白菜は頭の部分を手で押して実が硬く締まっていれば結球しており収穫の時期です。食べる分だけ収穫し、畑で防寒対策を施したうえで保存しておくと良いでしょう。

白菜を畑以外で保存するには？

白菜はすぐに収穫せずに畑で保存することが出来る野菜ですが、次に別の野菜を栽培する準備が必要だったり畑の土を休ませたい場合などは収穫してしまって保存することもあると思います。収穫した白菜が冷蔵庫に入る大きさであれば、新聞紙に包んで立てて保存するのがベストです。

また、屋外の雨のかからない日陰などに置いておいても長持ちします。この場合は新聞紙に包んだものをビニール袋などに入れ、袋の口は開けたまま密封せずに置いておきます。保存している間、時々新聞紙だけは替えた方が傷みにくくなります。新聞紙は水分を適度に保ってくれ、通気性もいいので、白菜の保存には最適です。光を遮ってくれるので、屋外でも劣化を遅らせることが出来ます。

白菜のサイズが大きい時は、何枚かの新聞紙をずらして重ねれば包むことが出来ます。このようにして屋外に置いておけば、2月上旬まで保存できることもあります。外側の葉から傷んでくる場合があるので、その場合は傷んだ葉を剥がして使いましょう。

白菜の保存期間は冬と夏で違う？

白菜の保存期間は、冬の白菜か、主に高原（冷涼地）で栽培される夏の白菜かで異なります。丸ごとの冬白菜であれば長期保存ができます。屋内でも5～10℃ほどの少し寒い場所であれば3～4週間は十分保存することができます。

カットされている白菜の場合は、切り口から傷みやすくなるので、冷蔵庫の野菜室で保存してだいたい1週間程度となります。夏白菜の場合は丸ごとであっても常温保存は出来ません。冷蔵庫でも1週間程度でしょう。丸ごとの方が長持ちはするのですが、1週間くらいで使い切れないと思われる場合は、カットされたものを買って使い切った方が良い場合もあります。

白菜を選ぶときは、持ったときにずっしりと重みがあり、中身が詰まったものを選びましょう。切り口が綺麗で、葉がみずみずしいものが鮮度が良いと思われます。葉の緑色の部分が黄色く変色しているものは鮮度が落ちてきています。また葉の白い部分に黒い斑点や茶色のシミが少ないものが良いでしょう。カットした白菜は時間がたつと中心部が盛り上がってきます。店頭に並んでいる時に中心が盛り上がっているものは、カットしてから時間がたっていると考えられます。